2021年6月4日金曜日

宮古島ミサイル基地の保良弾薬庫

  • 沖縄タイムス:2019年10月7日

    "陸上自衛隊が宮古島市城辺保良の採石場「保良鉱山」に弾薬庫建設を計画している件で7日午前6時半ごろ、資材を積んだトラック1台が同鉱山の敷地内に入った。"

  • 琉球新報:2021年4月2日

    "沖縄防衛局は3月31日、宮古島市城辺保良で整備を進めている保良弾薬庫について、施設の一部(弾薬庫2棟)が完成したと市に報告した。"

  • 宮古新報:2021/04/06

    "城辺保良鉱山地区の保良訓練場の弾薬庫2棟がこのほど完成し、1日、陸上自衛隊宮古島駐屯地の隊員らによる警備が始まった。座喜味一幸市長は3月31日、報告で市役所に訪れた同駐屯地関係者らに説明会の開催を要求したという。これに対し防衛省関係者は5日、省として一般市民への説明会を行う予定がないことを明らかにした。"

  • RBCニュース:2021/05/17

    "沖縄防衛局は宮古島市の陸上自衛隊・弾薬庫に今週、ミサイルを搬入する予定です。搬入ルートなどは非公開としていて、市が公表を求めています。

  • しんぶん赤旗:2021年6月3日

    "沖縄県宮古島市の陸上自衛隊駐屯地(陸自ミサイル基地配備・弾薬庫建設)は2日、地対空ミサイル、対艦ミサイルを含む弾薬を搬入しました。"

    "陸自、空自がそれぞれ1日夕、「夕刻時におけるヘリの飛来について」を分屯基地に隣接する自治会に通知しましたが、市には「そのような事前通知はなかった」(秘書課)といいます。"

    "通知にある「物品」について防衛省は本紙の取材に「ミサイル、弾薬かと問われても答えられない」と内容の公表を拒否しました。"

  • 沖縄タイムス:2021年(令和3年) 6月4日

    "沖縄防衛局は25日、宮古島市城辺保良の陸上自衛隊「保良訓練場」で住民見学会を行い、施設周辺の保良と七又両集落の住民約60人が、弾薬庫前で説明を受けた。自衛隊側から弾薬庫の安全性についての明確な説明はなく、住民から「無駄な時間を過ごした」との声も上がった。"

2021年4月16日金曜日

中国の一帯一路構想と米中対立

ご存知のことでしょうが、ちょっとしたメモです。

米中対立の根底にあるのは、中国の経済的世界制覇戦略にある。2013年に中国習総書記が提唱した一帯一路構想がそれであり、中国からユーラシア大陸を経由してヨーロッパにつながる陸路の「シルクロード経済ベルト」(一帯)と、中国沿岸部から東南アジア、南アジア、アラビア半島、アフリカ東岸を結ぶ海路の「21世紀海上シルクロード」(一路)の二つの地域で、インフラストラクチャー整備、貿易促進、資金の往来を促進する壮大な計画である。

一帯の鉄道網が図に示されている。

中国が弾圧をしているとか収容所に強制収容しているとか強制避妊をさせているとかウィグル族の問題が色々と非難の的になっているが、その中心都市のウルムチは中国の西の辺境の地で隣のカザフスタン共和国の国境まで僅か460kmという距離にあり、陸路でヨーロッパにつながる要衝の都市であることがわかる。

ウィグル族の実態はどうであれ、バイデンのウィグル問題についての中国攻撃は、世界各国に中国との経済交流を制限させようとする極めて政治的意図を含んだものだろう。

シルクロード経済ベルトでは、カザフスタン鉄道によると、中国から⻄(欧州、中央アジア、ペルシャ湾岸、コーカサス)に向かう鉄道貨物量については、2019年は年初予想を⼤きく上回り、前年⽐54.4%増の359万9,128トンとなった。東⾏き貨物(中国向け)も含めた同駅全体の鉄道貨物輸送量(2019年)は420万9,004トンで前年⽐55.6%増だったと発表している。

ドイツではすでにアジア産品の大規模小売店ができているようです。

シルクロード経済ベルトを経由する中国の貿易を、アメリカ(や日本)は抑える足場がないので、全く抑えることができない。

アメリカ太平洋軍がアメリカインド太平洋軍と編成替えしたのは2018年で、これは中国の海上シルクロードをターゲットに収めたもの。それに先立って2016年に安倍が「自由で開かれたインド太平洋」とぶち上げたスローガンは、日本の専守防衛さえもかなぐり捨てて、インド洋にまで自衛隊の関与する地域を拡大してアメリカにすり寄るもの。

2021年1月29日金曜日

最近の東京新聞の横田基地関連のニュース

  1. 米軍横田基地の軍用機の4~9月の離着陸回数

    米軍横田基地(東京都福生市など)の軍用機の4~9月の離着陸回数が、半年間としては初めて8000回を超え、2000年度以降で最多になった。近年は離着陸回数の増加傾向が続いており、専門家は米国が中国との対決姿勢を強めたことを背景に挙げた。

  2. 最高裁も飛行差し止め認めず 普天間爆音訴訟、住民の上告退ける

  3. 米軍横田基地の飛行差し止め、最高裁認めず 騒音被害は認定し国の賠償確定

  4. オスプレイ配備2年 騒音や部品落下に抗議 米軍横田基地前で近隣住民ら反対デモ

  5. 防衛省、在日米軍施設上空のドローン飛行を禁止 横田基地や辺野古沿岸部など15カ所

  6. ついに横田でも…米軍オスプレイの部品、飛行中に落下か

  7. 暫定配備、乏しい地元の議論<浮遊の果てに/陸自オスプレイ木更津へ

  8. 変わる米軍横田基地 軍事アナリスト「米中対立で機能強化」 10日冊子出版、講演も

  9. 暫定配備、乏しい地元の議論<浮遊の果てに/陸自オスプレイ木更津へ>(上)

  10. 南西諸島防衛、運用に難<浮遊の果てに/陸自オスプレイ木更津へ>(下)

2021年1月12日火曜日

南西諸島の平和問題:わかりやすい新聞記事

南西諸島の自衛隊の軍事基地建設が急ピッチで進められている。新聞記事がその様子を伝えている。

2020年12月17日木曜日

アメリカの中国封じ込め戦略とインド太平洋戦略、米海兵隊の大規模な再編、沖縄南西諸島の自衛隊ミサイル基地建設、自衛隊の敵基地攻撃能力

沖縄南西諸島の自衛隊基地建設と敵基地攻撃力の保持と新イージス艦2隻の建造、アメリカの中国封じ込め戦略とインド太平洋戦略、それと海兵隊の大規模な再編成との関連。よくわからなかったことですが、半田滋氏の動画解説を見て大まかな点が見えてきたように思います。それと尖閣諸島の領有権問題との関連も。まだ不十分ですが。

  1. 【半田滋の眼】No17  日米一体化 自衛隊は対中戦線の前面に
  2. 【半田滋の眼】海上自衛隊が中国封じ込め 南シナ海、インド洋で共同訓練
  3. 【半田滋の眼】No18下 安倍談話「敵基地攻撃能力」 自衛隊、宇宙でも米軍と一体化へ
  4. 2021年度の米軍:海兵隊
  5. 2020年の日米同盟(アーミテージ=ナイ・レポート)

2020年11月29日日曜日

米CSISレポートが辺野古新基地建設は出来上がらないだろうと言っている

ちょっと重要な記事がありました。「琉球新報」と「しんぶん赤旗」です。 「琉球新報」の記事は

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1232083.html

にあります。「しんぶん赤旗」の記事はネットには見つからないのでその画像を添付します。

米シンクタンクCSISが米2021年会計年度の米軍関連の部分についてのレポートは

https://www.csis.org/analysis/us-military-forces-fy-2021-marine-corps

で見ることができます。これから海兵隊が再編縮小されていくようです。本当でしょうか?詳しくはCSISのレポートを読まなければ わかりません。注目は辺野古新基地建設の部分です。レポートのその部分を見つけましたので、原文と その日本語訳(Googleの機械翻訳で文がおかしいけれど内容は分かります)を以下に示します。

The re-stationing effort also involves building a new air facility?called the Futenma replacement facility?in the less inhabited northern area of Okinawa at Camp Schwab. This project continues to have difficulties, with the completion date pushed out again, to 2030, and the price skyrocketing. It appears unlikely that this will ever be completed.29

再配置の取り組みには、沖縄の人が少ない北部のキャンプシュワブに普天間交換施設と呼ばれる新しい航空施設を建設することも含まれます。 このプロジェクトは、完了日が再び2030年まで延期され、価格が高騰するなど、引き続き困難を抱えています。 これが完了する可能性は低いと思われます。

辺野古新基地を米側は重要視していないように読み取れます。自公政権だけが基地建設に突っ走って いるのだろうか?米国にとって馬毛島のほうが重要なのか?