2020年12月17日木曜日

アメリカの中国封じ込め戦略とインド太平洋戦略、米海兵隊の大規模な再編、沖縄南西諸島の自衛隊ミサイル基地建設、自衛隊の敵基地攻撃能力

沖縄南西諸島の自衛隊基地建設と敵基地攻撃力の保持と新イージス艦2隻の建造、アメリカの中国封じ込め戦略とインド太平洋戦略、それと海兵隊の大規模な再編成との関連。よくわからなかったことですが、半田滋氏の動画解説を見て大まかな点が見えてきたように思います。それと尖閣諸島の領有権問題との関連も。まだ不十分ですが。

  1. 【半田滋の眼】No17  日米一体化 自衛隊は対中戦線の前面に
  2. 【半田滋の眼】海上自衛隊が中国封じ込め 南シナ海、インド洋で共同訓練
  3. 【半田滋の眼】No18下 安倍談話「敵基地攻撃能力」 自衛隊、宇宙でも米軍と一体化へ
  4. 2021年度の米軍:海兵隊
  5. 2020年の日米同盟(アーミテージ=ナイ・レポート)

2020年11月29日日曜日

米CSISレポートが辺野古新基地建設は出来上がらないだろうと言っている

ちょっと重要な記事がありました。「琉球新報」と「しんぶん赤旗」です。 「琉球新報」の記事は

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1232083.html

にあります。「しんぶん赤旗」の記事はネットには見つからないのでその画像を添付します。

米シンクタンクCSISが米2021年会計年度の米軍関連の部分についてのレポートは

https://www.csis.org/analysis/us-military-forces-fy-2021-marine-corps

で見ることができます。これから海兵隊が再編縮小されていくようです。本当でしょうか?詳しくはCSISのレポートを読まなければ わかりません。注目は辺野古新基地建設の部分です。レポートのその部分を見つけましたので、原文と その日本語訳(Googleの機械翻訳で文がおかしいけれど内容は分かります)を以下に示します。

The re-stationing effort also involves building a new air facility?called the Futenma replacement facility?in the less inhabited northern area of Okinawa at Camp Schwab. This project continues to have difficulties, with the completion date pushed out again, to 2030, and the price skyrocketing. It appears unlikely that this will ever be completed.29

再配置の取り組みには、沖縄の人が少ない北部のキャンプシュワブに普天間交換施設と呼ばれる新しい航空施設を建設することも含まれます。 このプロジェクトは、完了日が再び2030年まで延期され、価格が高騰するなど、引き続き困難を抱えています。 これが完了する可能性は低いと思われます。

辺野古新基地を米側は重要視していないように読み取れます。自公政権だけが基地建設に突っ走って いるのだろうか?米国にとって馬毛島のほうが重要なのか?

2020年11月22日日曜日

馬毛島の新基地建設と米軍空母艦載機のFCLP

種子島のすぐとなりの現在無人島になっている馬毛島に米軍の強い要求で空母艦載機のFCLP訓練(タッチアンドゴー訓練)を目的とした基地が造られようとしています。その問題がよくわかる動画を集めてみました。

  1. DEMO RESE Radio#18「今、無人島・馬毛島が熱い!!」
    part1 part2 part3 part4

    youtubeを立ち上げて検索すると見ることができます。馬毛島の新基地の問題がよくわかります。

  2. 馬毛島を米軍基地にするな!オンライン学習交流会
    日本平和委員会

    日本平和委員会の集会で馬毛島問題のほか米軍基地に対して運動している各地の実情がを知ることができる貴重な動画です。少々長いし見づらいのは辛抱です。

  3. Web論座の山本章子さんの記事

    「陸上空母離発着訓練の馬毛島移転計画があらわにした基地問題の本質 FCLP? 南西防衛? オスプレイ移転? 大義は見えず、民主主義も無視」

    有料の記事なので私には半分しか読めません。この記事は全体の半分弱まで読めますが、それだけでも読む価値があるように思います。(そのほかにも興味深い記事があり。)どなたか有料登録をしている方はおりませんか?。全文のコピーをいただけると助かります。

  4. FCLPの動画3本

2020年10月23日金曜日

白リン弾

白リン弾について調べてみたら

今回の東富士演習場で行われている在日沖縄米海兵隊の沖縄104号線越え実弾砲撃訓練でも155ミリ榴弾砲で白リン弾が多く使われているが、白リン弾について調べてみた。

Wikipediaでは「焼夷効果を持つ場合もある」が「陸上自衛隊では、白リン弾を発煙弾としてのみ装備している。」と記述している。

Wikipediaの記述はこちら。)

しかし、このような捉え方は極めて問題があり、 「白リン弾にはかなりの危険があり、単に煙幕を発生させるだけではありません。」 と指摘がなされているので、この一文をよく読んでみるとよい。

Wikipediaの記述は軍事オタクのものと推定され、「軍事オタクの最大の欠点は「物」しか見ることができず、戦争という問題において最も配慮すべきである「人間」について考えることができないところです。」「白リン弾は国際条約(文末に掲載)によって禁止されていません。しかし、人口密集地への焼夷兵器の使用は、いかなる場合にも禁止されています。」とも指摘している。そのような白リン弾を多く使うことはたとえ軍事演習とはいえ許されることではありません。

かつてて紙智子参議院議員が平成二十一年の矢臼別演習場での沖縄県道一〇四号線越え移転訓練で白リン弾を使用したことで政府に「白リン弾の使用禁止に関する質問主意書」を提出している。

今回の軍事演習でもまた大量の白リン弾が使用された。抗議したい。

2014年の在沖縄海兵隊の県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施の動画

2014年の在沖縄海兵隊の県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施の動画を集めてみました。

米海兵隊が自分たちの軍事演習の動画を公開しているのはどのように考えたらよいだろうか。

  • 在沖縄海兵隊の実弾射撃・移転訓練 北富士演習場 (県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施) 155mm榴弾砲-USA Military Channel

    2014年11月に山梨県の陸上自衛隊・北富士演習場で行われた、沖縄県のキャンプ・ハンセンに駐留する第3海兵師団・第12海兵連隊の実弾射撃訓練(M777 155mm榴弾砲) キャンプ・ハンセンでの155mm榴弾砲による実弾射撃訓練では、演習場の中を通る県道104号線を封鎖して行うため、沖縄の基地負担軽減を目的に1997年から本土5か所の陸上自衛隊演習場に分散して実施している、「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施」と呼ばれる訓練

    移転訓練が行なわれるのは5ヶ所の陸上自衛隊の演習場:矢臼別(北海道)・王城寺原(宮城県)・北富士(山梨県)・東富士(静岡県)・日出生台(大分県)

    今回の北富士演習場での訓練は平成26年度(2014年)では3回目(毎年4回行なわれる)、2015年2月中旬~3月中旬に日出生台演習場(大分県)で4回目の移転訓練が行なわれる

    来年度(平成27年)の移転訓練日程

    1. 第1回:王城寺原演習場 平成27年 5月下旬~6月下旬
    2. 第2回:東富士演習場 平成27年 9月上旬~10月上旬
    3. 第3回:矢臼別演習場 平成27年11月中旬~12月中旬
    4. 第4回:日出生台演習場 平成28年 2月上旬~3月上旬
  • 米海兵隊の実弾射撃演習・矢臼別演習場(北海道) 155mm榴弾砲(M777) [HD] - USA Military Channel

    014年8月24日~9月4日まで行われた在日アメリカ海兵隊の実弾射撃演習。北海道:陸上自衛隊 矢臼別(やうすべつ)演習場第3海兵遠征軍 第3海兵師団 第12海兵連隊(キャンプ・ハンセン駐留) M777 155mm榴弾砲。

  • ついでに北海道新聞の動画も

    実弾射撃訓練を公開 矢臼別演習場 北海道新聞 動画ニュース

    陸上自衛隊矢臼別演習場(根室管内別海町、釧路管内厚岸町、同浜中町)で行われている、沖縄駐留米海兵隊による実弾射撃訓練が8月3日、自治体や報道関係者に公開された。155ミリりゅう弾砲4門が轟音を響かせ16発を放った。

2020年10月22日木曜日

米軍東富士演習場・今沢基地訓練と小型核兵器投下訓練の動画等

東富士104訓練の報道

しんぶん赤旗の記事がありました。

他の新聞には見当たりませんでした。

以前の米軍東富士演習場・今沢基地訓練と小型核兵器投下訓練の動画

  1. 富士山で物資の空中投下訓練を行う米空軍C-130Jスーパーハーキュリーズ -USA Military Channel

    去年の秋に富士川河口西岸の河川敷でたまたま見た富士川に沿って駿河湾に抜けていった3機のC130はこの訓練のあと横田基地に帰投するところだったのかもしれません。箱を投下してますが、箱の中にはどんな銃火器が収められているのだろうか。

  2. 新型核爆弾「B61-12」投下試験 (F-35に搭載可能) - Nuclear Bomb "B61 Mod 12" Drop Test

    核兵器禁止条約を一刻も早く実現したいものです。核兵器は使わせてはなりません。

  3. AAV7水陸両用装甲車の訓練・今沢基地(沼津市) 陸上自衛隊 [HD] - USA Military Channel

    陸上自衛隊が米軍から指導を受けているようです。

  4. 米軍今沢基地での上陸演習(2017年5月・6月)

    沼津市平和委員会が監視して制作した動画です。

  5. 日米合同LCAC揚陸訓練 静岡県今沢演習場 2017.8.29

    米軍は後半に出てきます。船体の表示と誘導している米軍兵士に注意。

2020年10月15日木曜日

沼津海浜訓練場(米軍施設)を訪ねて

今沢海岸にある沼津海浜訓練場を見てきた。わが国の米軍基地や演習場のリストには出てこないが、ここは米軍施設である。近頃どうなっているのかを知りたくて初めて行ってみた。

ここは千本松原の一角だが、高さ17メートルの巨大な防潮堤がゲート(西ゲートと呼ぶことにする)でポッカリ口を開けている。ガードマン氏がいたので聞いてみたところ、ここが訓練場でここから少し西に行ったところでいま導水管の工事を行っているとのこと。ゲートを出たところは工事ヤードになっていて通り抜けできないけれど入って見てもよいというので写真を1枚撮ったがここからでは海までの地形がわからない。

ここからすぐ近くの千本街道に向けて100メートルほどの道(軍用道)が伸びている。

ガードマン氏に聞いたところ防潮堤に上がって東の側に海岸に降りることができるところがあるというので行ってみた。

海から写真手前の砂浜を登って右奥の白く見える西ゲートをくぐると上陸できるようになっている。兵員と上陸した軍用車両はここから西ゲートをくぐって市中に入っていくのだろう。軍事オタクの撮ったyoutubeにある動画をみると、このあたりに上陸して訓練していたと思われる。

東側ゲートもあるので行ってみた。

これは海岸側から見た写真だが、こちらのゲートは閉まっている。手前にコンクリートブロックがあり、先ほどの西側ゲートに上るルートを通らないと海岸から東側ゲートには行けないようになっているようだ。

防潮堤の内側から東ゲートを見る。ゲートは写真の奥にあるが閉まっている。

こちらの取り付け道路はこんな様子。ここからも奥に千本街道が見える。

東ゲートの近くに沼津市の非核都市宣言の看板があり印象深い。

先ほどのガードマン氏に聞いてみたところ、ネットでは見つけたという誰かのアップロードした写真があったが、施設の存在を示す看板は今はないようだ。

昔は施設(建物かな?)があったという西ゲートの近くで松原の中にあるところも教えてもらった。枕木のような杭が区画の周りをとり囲んでいる。

海上自衛隊の輸送艦から巨大なホバークラフトのLCAC(上陸用舟艇)がこの海岸に上陸する訓練をときどき行っている。今年の9月にも2隻のLCACを使って終日訓練をしたようだ。米軍海兵隊も上陸演習を行っている、そのときにはオスプレイだけでなく何かよくわからない飛行機(軍用ヘリや輸送機かな?)が上空にやってきてすごかった、と先ほどのガードマン氏の話。ゲートをくぐって行うような演習はやられていない、そんなことしたら千本街道の道路がダメになっちゃうとも。

演習のようすはyoutubeで検索して探すとたくさん見ることができる。軍事オタクの動画とは別に沼津市平和委員会のものもあるので見てみるとよさそうだ。

結論。この地域以外では関心のあるに人しか知られてないようだが、沼津海浜訓練場はいまだに使い続けられている米軍演習施設であり、自衛隊が継続的に訓練している。