2021年7月25日日曜日

米中対立は日本の政権が積極的に煽っている?

スガ自公政権がコロナ対策の政治利用の失敗と東京オリパラのごり押し開催に加えてスタッフに選んだ人物のホロコーストを弄んだり(K氏)障碍者を執拗に虐めたことを得々と語る過去がある(O氏)などでもうズタズタだ。内閣支持率も20%台(時事通信)にまで落ちて秋に迎える衆議院選挙は政権は崩壊を迎える危機にさえあるだろう。そのようなさ中に出された麻生の発言。中国との戦争の危機を煽って右派国民の中国への憎悪を掻き立てようとしている。事実、産経や読売は盛んに麻生発言を盛んに記事に取り上げている。--(1)

国内政治の状況が政権には極めて悪いので、中国との対立を掻き立てて国民の関心を中国との対立に向かわせようとしているのだろうか。しかしこれは極めて危険だ。中国軍との軍事衝突さえ起こりかねない。--(2)

そのような中、中国の元軍幹部のグループがつくったという動画が内外では注目を集めている。その動画からは麻生発言が中国側を酷く刺激していることが分かる。人民解放軍に対して日本を核攻撃することを求めているが、自衛隊の一部幹部や右派グループが中国との対立と憎悪を掻き立てているように、人民解放軍内部でも対日強硬姿勢が広がっているのではないかと懸念される。--(3)(4)

そうなると中国封じ込めどころではなくなる。

しかし、日本の政権や右派よりも、中国の政権はずっと冷静に行動しているように見える。尖閣諸島についてはすでに2014年に日中で合意された4項目(https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m1/cn/page4_000789.html)があり、そのなかに中国側からすれば尖閣諸島の帰属問題は存在することを日本が認めているととれる項目が含まれていて、合意がなされて以来中国公船が尖閣諸島の領海に侵入するのが2隻から4隻で入るという定例化・儀礼化しているのが実態のようだ(このことをマスコミは国民に正しく伝えていない)。領海の外側の広大な排他的経済水域は、日本の船がどんなに漁をしていても中国公船に追いかけられるリスクはゼロになっている。(泉川友樹氏)--(5)

最近、本格化してきているバイデン政権の対中封じ込め政策は、日本が積極的に主導して米政権と軍部に嗾けている結果と考えてしまうが、それは考えすぎだろうか。

日本が対中戦争を仕掛けるのを阻止し、日本国民を戦争に巻き込まれないようにするためには、中国を挑発し続けるスガ政権を倒し3A+S(アベ・アソウ・アマリ・スガ)を政権から追い出すことが、どうしても必要であろう。

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(1)--中国が台湾侵攻なら麻生氏「日米で一緒に防衛」…限定的な集団的自衛権に言及 (読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210705-OYT1T50277/

(2)--「非常に危険」と中国反発 台湾有事巡る麻生氏発言に (共同通信)
https://nordot.app/785089574961299456?c=39546741839462401

(3)--日本が台湾有事に介入したら核攻撃、中国で拡散した動画の危険度 中国の日本核攻撃論の読み方 (JBpress)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66147

(4)--China Vows to Nuke Japan
https://youtu.be/ClvwgnMDMuA

(5)--尖閣諸島をめぐる日中関係は「緊張していない」と断言 専門家が喝破する現状と未来 泉川友樹(琉球経済戦略研究会事務局長)(日刊ゲンダイ)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291984

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