テレビ朝日の報道ステーション(2016年12月14日)で、日米合同委員会の正体を探る特集があり、主に米兵の犯罪に焦点を当てている。鳩山由紀夫元首相さえ就任当時日米合同委員会の存在を知らされず、しかも首相の知らぬところで日米合同委員会で日本に関わることが決められていたことを明かしている。その日米合同委員会の日本側の主要委員を務めたであろう丹波實という元外務審議官の発言がウソと対米従属に汚くまみれた外務官僚の姿を明らかにしている。それに比して元アメリカ政府高官のモートン・ハルペリンの発言のほうがより率直である。ジャーナリストの後藤兼二が丹波発言を批判し打ち消している。後半では沖縄だけでなく横須賀でもあった、米海軍兵士のオーストラリア人でファッションモデルの女性に対するレイプ事件について、被害女性本人が自ら登場して裁判で戦い続けた経緯を語る姿も注目された。